私は彦根城

大阪研修、初の週末を迎えた僕は遠出してみることにした。西日本に滞在する滅多にない機会でありましょう、目指せ行く機会のない土地を訪れまくりなのである。

第一週目は滋賀、福井なのである。彦根城東尋坊を一日で訪れよう等という人物はなかなかいるのかな?といった具合である。

いや、ない。

しかしまぁ琵琶湖県と言えば滋賀、往けども線路沿いには湖畔風景が携わると言った具合、具合である。いかに日本一の湖と言っても対岸が見えないようなことはなかった。それにしても我らが猪苗代湖に比べると発展具合は比べ物にならない。猪苗代湖周辺ももっと栄えて欲しいなと思うけど、残念ながら猪苗代は町だけど、英夫の何かとガラス館みたいなのと小さな水族館はある。観光客が一応の相手という訳ですね。

大阪彦根間は1980円、1時間30分ぐらいで着くようだね。彦根の駅から10分ほど歩くと彦根城に踏み入れる。車窓から彦根城を拝むことができましたが、歩いてみるとほんのり遠い、そんな距離でありました。道中はこれと言ってなし駅前通りと言うことを考えると会津の方が発展してる、かも知れないね。

入場したのは朝8時30分過ぎぐらいでありました。急勾配にひいひい言いながら上っていくと、彦根城は良くも悪くも昔の面影を残していた、そのままが残っていた。鶴ヶ城に比べて観光地化していないというか、鶴ヶ城の方が立派な印象を受けたけど、それ故に彦根城世界遺産申請を目指すのであろう。行ってみると割としょぼい世界遺産、なんて想像に難しくないけど何処もそんな感じなんだろうなという印象だね。

ガイドさんも千円か二千円で独り占め出来るらしい、頼まなかったけど。天守閣から見渡す風景はやはり琵琶湖が目に映えました。しかしまぁ城中は色気がないというか、資料などもあまり目につかないし通路があって城下の景色を見渡せる、ってな感じである。何処の城もそんなもんなのかな?

と言うわけで併設された史料館だか美術館にも足を踏み入れた。日本語オッケー?立派な刀が私を受け入れてくれた。わーいわーい。そこで私は日本史の受験生なら一度は目にする隠元隆琦と感動の再会を果たしたのである!!!隠元隆琦って誰やねんって黄檗宗ってのを拓いたらしいよ。オウバクシューって何やねん。彦根市は一刻も早くシュークリームを作って売れ。

史料館内にある日本庭園はそれはそれは素敵なものでした。わびさび!一見の価値、あると思います!!しかし全体的な印象としては小中学生が社会科見学とか修学旅行で訪れるような、そういった印象を受けましたね。

と言うわけで彦根から敦賀を抜けて福井へ。鯖江も通過しました。SABAE、フランス語っぽくないっすか?語尾が〜AEで終わるとそれっぽく聞こえると良いなぁ、イノセントワールド。彦根福井間は2000円で2時間15分ってぐらい。ですが時間が惜しいので1時間半で3200円のコースにさせて頂きました。福井駅周辺も何もなかったなぁ〜って思うと福島駅は割と栄えている方なのかも知れないよ、どんぐりの背比べ。電車を乗り換えて私は三国駅へ向かいます。えちぜん鉄道三国芦原線と言うようだ。車内にはコンシェルジュだかアテンダントだかって言うお姉さんが乗っていて、企業努力を感じた。三国駅まで50分、730円ほどかかるようですが往復1000円みたいなチケットを買うことができた。僕はこのチケットを買う為に生まれてきたのかも知れないと思った。何時に乗ったのだろうか、学生達が思いの外多かった、、青春だな。私にもそんな時代があったのだろうか、中島みゆきに僕は問うてみた。中島みゆき「yes of course!」どうやら同姓同名の方だったらしい。中島みゆきの全ての楽曲へ、おめでとう。

はい、えー、と言うわけでね、やって来ましたよ東尋坊!自殺の名所、サスペンスドラマの終盤の崖のシーンと言ったらココ!ってのが私のin show!三国駅からバスで数駅、崖だけがある場所と思っていましたらこちらはしっかり商業化されてましたね!もののあわれ!例えるならリトル江ノ島。海鮮丼が食べれるところはいっぱいあるしお洒落なカフェだってありました。イワバカフェーでしたかな、スナバ珈琲を思い出しました。ちなみにしっかり海鮮丼食べてきました、2000円。貝焼いたヤツ2本で1000円、計3000円の散財です。まぁご祝儀ですね。

「がけっぷち」Tシャツ、心をくすぐられたり。買わなかった訳を教えてよ。代わりに東尋坊と書かれたショットグラスを買ってきた。小物入れとかに使えそうじゃない?肝心の東尋坊の風景に関しては割愛します。いやでもこれは足を滑らしたらフツーに死にます。手付かずの自然のあるがままの姿です。行けるところまで行けるのだけれど、規制されないことを願うばかりです。世界はありのままで良い。

その後はバスを使って道中に休暇村なんていう心が惹かれる名前もありましたが、急遽存在を知った越前松島水族館へ。青森にある浅虫水族館のように昭和の香りの残る建屋でしたが、しっかりアイデンティティが確立されていた。生き物との距離感がめちゃくちゃ近い。ウミガメなんてフツーに触れる、水槽の上の方がオープンスペースなので(触っちゃダメだよ!)イルカさんの水槽も独り占めできました。イルカさんもこちらに気を取られたようで、暫く構ってくれました、と言った具合。ペンギンが歩いていたよ、よちよちぺんぺんって。カワウソ、飼育スペースをそのまま展示と言った風でしたが、戯れてるのか喧嘩してるのか常に動きがあったので無心に鑑賞することが出来ました。当然と言えば当然か、カップルでのご来館が多かった。しかしおっちゃん3人で仲良く楽しんでた班もあり、微笑ましくも思う。一人ではこりゃいかんですな。あは!

そんな駄洒落を思いついた罰か、私はすぐにサンダーバードに乗って帰らされた。雷鳥。俺はもう平塚だを。

途中で降ろされたあわら湯のまち駅では、駅近に足湯施設があって、良いなと思った。

 

俺はもう、平塚。